分岐流量の配分とは?

1本の流れが2本に分かれるとき、それぞれにどれだけ流れるかです。圧力の釣り合いで自然に決まります。

分岐先の配管が長かったり細かったりすると、そちらには流れにくくなります。必要な量が届くかを確かめるには、配分を計算する必要があります。

水道の蛇口を2つ同時に開けると、ホースの長い方は水の出が弱くなります。

スプリッターでは、配分を「割合で指定」するか「圧力の釣り合いで計算」するかを選べます。計算する場合、両方の分岐の終点(出口の境界圧力、または再び合流するミキサー)で圧力が釣り合う配分を、分岐の配管・機器をすべて計算しながら求めます。

分岐1への割合 x について、各分岐の終点の圧力余裕 s_i = p_{\mathrm{end},i} - p_{\mathrm{boundary},i} が等しくなる点を求めます。
s_1(x\,\dot{m}) = s_2((1-x)\,\dot{m})
s は流量が増えると単調に下がるので、解は1つです。共通の余裕 s が負なら、入口圧力が足りないことを示します。

V1では、分岐が配管・ヒーター・反応器の直列で、出口(両方とも境界圧力あり、または両方なし)か同じミキサーで終わる場合に対応します。逆流は扱いません。